キャリアプランニング入門

先行き不透明な時代を生き抜くために、キャリアプランニングについて考えよう

これからの時代を生き抜くために

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思い通りにいかないのが人生

「こんな先行き不透明な時代に、キャリアプランなんて考えるだけ無駄でしょう」とおっしゃる方もいますが、キャリアプランは「プランどおりに動くための計画表」ではありません。
人生には、さまざまな転機が訪れます。それらの転機は、ある程度予測ができる転機と、不意打ちの転機の大きく2種類に分けることができます。例えば、結婚、就職、転職、転勤、配置換え、昇格などは予測可能な転機です。これに対し、不意打ちの転機は病気や災害など、自分ではコントロールできない種類のものです。これらの転機に、どう判断し、どう対応するかで、その先の人生の方向が変わります。はっきりと自覚できる転機もあれば、後から振り返ってみてはじめてそれが転機であったことに気付く場合もあります。いずれにせよ、「転機が起きない人生など無い」ということ、そして「転機への対応を判断するのは自分自身である」ということは誰しも同じです。

こんな時代だからこそ、キャリアプランが必要

何が起きるかわからない、先行き不透明な時代を生きるということは、多くの転機を乗り切る必要性に迫られているということです。転機にさしかかった時、逆境にぶちあたった時に、判断基準となる何かを持つ人は強さを発揮します。判断基準となる何かとは、自分自身の軸です。その軸をどこに持つのかを考える作業がキャリアプランニングです。時代の変化、環境の変化、転機、逆境などへの対応力を強化するために、キャリアプランニングが必要なのです。

ピンチをチャンスに変えるために

キャリアプランニングは、簡単に言えば「自分自身が将来的にどうなりたいのか」を考えることです。よく人生は旅にたとえられますが、あてどもなくドライブするのではなく、最終目的地を決めて走りましょう。というのが、キャリアプランニングの考え方です。その目的地へ行くための最短ルートも考え、その道を走り出します。しかし、人生という旅の中では、当然、突然道が途絶えたり、行き止まりになったり、地図上にない分かれ道にさしかかったりします。地図上にない分かれ道にさしかかった時、「自分が行きたい目的地へ向かうためにはどの道がベストか」を判断することができれば、ピンチをチャンスに変えることができます。
とは言え、いくら目的地が明確であっても、その時点ではどちらがベストなのか判断できないこともありえます。そんな時はその変化に身をゆだねて前へ進むしかありません。軸さえしっかりと持って進んでいけば、後から振り返ってみた時に、点と点がつながっていることに気付くはずです。
先行き不透明な時代をたくましく生き抜くために、キャリアプランニングが必要なのです。キャリアプランは、一度決めたら変えられないものではありません。時代の変化、自分自身の価値観の変化に合わせて、随時アップデートしていけばよいのです。

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