キャリアプランニング入門

キャリアプランの選択肢で迷ったときの考え方

転職とフリーランスで迷ったら

LINEで送る
Pocket

向き不向きで考える

企業に転職するか、フリーランスになるか、キャリアプランを考えた際に迷うこともあるでしょう。答えを出すためには、向き不向きで考えてみるのも一つの方法です。たとえば、会社員は勤務時間や仕事場など定められた条件のなかで働き、割り振られた仕事をこなしていく必要があります。また、給与もおおよそ一定額を安定して支給されます。そのため、安定志向の人は転職向きだといえます。転職に向いていないのは、決められた仕事をするのではなく自分で仕事を選びたい人です。
フリーランスは勤務時間や仕事場を自分で決めて、仕事も自分で契約する働き方です。働き方や仕事を自分の裁量で決めたい、いわゆる自律性のある人はフリーランスに向いています。仕事を自分で取っていかなければならない点を苦痛に感じる場合、フリーランス向きではないでしょう。また、給与も自分の頑張り次第なので、安定性に欠ける点を不安に感じる人もフリーランス向きではないといえます。

それぞれのメリット・デメリットで考える

メリットとデメリットから、転職かフリーランスか答えを絞り込む方法もあります。転職のメリットは、会社と雇用契約を結ぶことで福利厚生や研修などさまざまな恩恵を受けられることです。また、給与も安定しており退職金を受け取れることもあるので、よほど低い水準でない限り金銭的な心配を抑えられるでしょう。ほかには、社会的信用度が高いこともメリットです。正社員として働いているという事実そのものが、社会的信用につながります。デメリットは、自由度が少ないことです。働き方や給与などあらゆることが決められており、自由に選べません。
フリーランスのメリットは、なんといっても自由な働き方ができる点です。自分の強みを活かして案件を獲得できますし、勤務時間や休日、仕事場なども自分で設定できます。頑張れば頑張るほど自分の手元に収入として還元されることもメリットです。デメリットは、収入はあくまで頑張り次第であり、安定しているとは言い難いことです。継続して案件を獲得できなかったり体調を崩して働けない日が続いたりすれば、収入も減ります。このことから社会的信用度は会社員よりもぐっと低くなるのです。

目的をしっかり洗い出してみる

キャリアプランに迷ったときは、キャリアチェンジをしたあとにどうなりたいのか目的を洗い出してみるのもおすすめです。目的が曖昧な状態で決めても、せっかくのキャリアチェンジが台無しになります。キャリアチェンジ後の希望は、どうすることで叶うのか。それを考えたうえで、転職かフリーランスかを選択しましょう。給与をもう少し上げたいといった目的ならば、転職で叶うケースもあります。すべてを自分の裁量で進めていきたいという目的だと、フリーランスになることで実現できます。

メインメニュー

特集

おすすめ記事ピックアップ

エンジニアは20代のうちに

エンジニアは20代のうちに 技術の先端で勝負するエンジニアの場合、身に付けた技術が技術自体の変化によって陳腐化することが多々あります。それを考えると一部の例外を除いて、エンジニアも能力的なピークは30代前半と言えるでしょう。また、雇用している企業もそのくらいの時期までが体力もあり使い易い時期であると言えます。ですからおおむねこの時期が、エンジニアの人材としての価値が確定すると考えてほぼ間違いありません。であれば、エンジニアの場合、遅くとも28歳くらいまでには自分の進路を決めておきたいものです。 エンジニアは20代のうちにの詳細を見る

出世はゲームとして考える

出世はゲームとして考える エンジニアの場合、出世に興味はあってもどのように捉えどのよう振る舞えば出世につながるか、それが分からない方が少なからず見受けられます。そんな場合、出世はある種のゲームであると捉えてみてはどうでしょうか。そう、「出世」は自分が今いる組織の中で「出世に最適な評判」を積み上げ、ある時点でそれを「より高い地位として実現させる」ゲームであると見るのです。この出世にふさわしい評判というのは単に仕事に対して処理能力がある、ということだけではなく、リーダーとしての能力に対する評価が含まれています。 出世はゲームとして考えるの詳細を見る

エンジニアの成功する転職ポイント

エンジニアの成功する転職ポイント エンジニアの転職が成功するかどうかは、まず専門内容を深く理解していて専門知識に不足がなく、専門用語を平易に説明できる頭の良さとコミュニケーション能力を持っていることが前提になります。そのうえで大事なのは、誠実であり、自分で考えて発言でき、他人を元気にするような明るさがあり、人間的に成熟していること。さらに面接に際しては面接官が納得できて嫌味のない志望理由を述べることができ、仕事に対する態度、あるいは何故いま勤めている会社を辞めて転職しようとしているのかについて、説得力ある説明が出来る必要があります。 エンジニアの成功する転職ポイントの詳細を見る

ページトップへ

Copyright © 2015 キャリアプランニング入門 All Rights Reserved.